こんにちは、こだろぐ(@kodalog)です。
先日、「あまくない砂糖の話」というドキュメンタリー映画を観ました。
この映画は、砂糖が体に及ぼす影響を調べるために、健康食品を摂取する食生活を2ヶ月続けて起こる体の変化を観察したドキュメンタリー映画。
デイモン・ガモーは、オーストラリアの成人が1日に摂取する砂糖の平均である、ティースプーン40杯分を2ヶ月間毎日摂取して、砂糖が体に及ぼす影響について調べることにします。
と私は思いました。
でも、食品に含まれている砂糖の量を計算してみると、
わたしも毎日、40杯分の砂糖を摂取しているかもしれない!
と衝撃をうけました。
普段、砂糖が含まれる食品を口にしない主演のデイモン・ガモー。
でもこの映画ではグラノーラや低脂肪ヨーグルトなど、一見ヘルシーに見える食品を2ヶ月間食べた結果、体に様々な変化が起こったんです。
今回は、砂糖が人間に与える悪影響について、紹介していきたいと思います。
Contents
健康食品を2ヶ月食べ続けたら、8キロ太った
主演のデイモン・ガモーは、普段精製された砂糖を一切口にしない生活をしていました。
ある日、様々な論文で議論されている「砂糖は悪か?」それとも「脂肪が悪か?」という論争を自分の体で確かめてみたいと思うようになりました。
そこで、オーストラリア人が1日に摂取する平均の砂糖摂取量、ティースプーン40杯分の砂糖を60日間毎日食べ、砂糖が体に及ぼす影響を調べることにします。
さまざまな専門家をつけた上で、自分の体がどのように変化するのかを観察。自らの体を実験台にして砂糖の影響を調べます。
と思っていたら、
なんと専門家にティースプーン40杯分の砂糖を摂取することはとても簡単。
ジャンクフードやお菓子は摂取せずに、健康食品と呼ばれる食品を食べるだけで、ティースプーン40杯分の砂糖を摂取できると言われるんです。
ここでいう健康食品とは、低脂肪ヨーグルトやシリアル、グラノーラ、エナジーバーなどの食品をさします。
つまり、カロリーが低いから体にいいと思っていた食べ物には、多くの砂糖が含まれていることがわかったんです。
健康食品は、カロリーを減らすために砂糖を多く使っている
砂糖は脂肪より、カロリーが低い…!
健康食品と呼ばれる食品に、多くの砂糖が含まれている理由は、脂肪と砂糖のカロリーが関係しています。
砂糖は1グラムあたり4キロカロリー、脂肪は1グラムあたり9キロカロリー。
カロリー計算をすると、脂肪より砂糖の方がカロリーが低いんです。
つまり食品会社は低カロリーな健康食品に砂糖をたくさんいれることで、カロリーが低い食品を作っていたんだそう。
正直、砂糖の摂取量が多いオーストラリアだけの話かな?と思って、わたしも調べてみたところ、カルビーのフルーツグラノーラの公式のホームページに砂糖の量が記載してありました。

出典:カルビー公式ホームページ
カルビーのフルーツグラノーラの砂糖の量を調べたところ、一食あたり(お米のカップ一杯分)で小さじ2杯、つまり砂糖10グラムも含まれていることがわかりました。
ガーナのミルクチョコレート(板チョコ一枚)の砂糖の量が、28グラム。
フルーツグラノーラをお米のカップ2杯食べたら、板チョコに含まれている砂糖の量とさほど変わらないことになります。
甘いお菓子は一時的に元気になれる、至福点を利用している
砂糖が含まれたお菓子には「至福点」と呼ばれる、一時的に気分を高揚させてくれるポイントを考えて作られています。
砂糖をつかった甘いお菓子は、麻薬と一緒。
砂糖を食べると気分が高揚するように作られているんです。
そして、砂糖には満腹中枢を麻痺させる効果があります。
おにぎりはたくさん食べられないのに、なぜか菓子パンならたくさん食べられるのは、砂糖に満腹中枢を麻痺させる作用があるからです。
そして、いつのまにかお菓子を食べきってしまうのは、砂糖に満腹中枢を麻痺させる効果があるからです。
2ヶ月間砂糖を摂り続けたらこうなった
砂糖の恐ろしい影響について説明しましたが、実際に主演のデイモン・ガモーが2ヶ月間砂糖を摂り続けたらどうなったのかというと…
- 体重が8.5キロ増加
- ウエストが10センチ太くなった
- 脂肪肝になった
- 中性脂肪が増えた
- 気分が落ち込みやすくなった
- 砂糖をとると、一時的に元気になるようになった
- 疲れやすくなった
という結果になりました。
実験前は健康的でハツラツとした顔つきだったデイモン・ガモー。
しかし砂糖を摂取するようになった実験中には、明らかに顔が疲れていて、覇気がない顔つきになっていたのが印象的でした。
実験前と実験中のデイモン・ガモーの総摂取カロリーは変わりません。
砂糖の入った健康食品を食べるだけで、見た目の変化はもちろん、こころの変化もあったことに衝撃を受けました。
砂糖が与える体への悪影響を、自分の体を使って証明したんです。

砂糖漬けの生活から抜けるには、2ヶ月かかった
実験中、砂糖が含まれる食品を積極的にたべていたデイモン・ガモーは、実験後砂糖漬けの生活から抜けようとします。
ですが、砂糖に慣れてしまった体を砂糖抜きの生活にするのにかなり苦労します。
- 砂糖を摂らないと、なんだか気分が落ち込む
- 砂糖を摂らないと、イライラする
- 砂糖を摂らないと、やる気がでない
など砂糖なしでは生活できない体になっていたんです。
砂糖が体に及ぼす悪影響を証明できたデイモン・ガモーは頑張って砂糖抜きの食生活に戻します。
砂糖抜きの食生活に耐えられるまで、なんと2ヶ月間かかったそう。
とデイモン・ガモーは言っています。
砂糖には中毒性があると昔から言われていますが、砂糖の中毒性は想像していたよりも恐ろしく、砂糖が体に与える影響はかなり大きいと思いました。
まとめ
- カロリーよりも、砂糖の量を気にした方がいい
- 砂糖には、強い中毒性がある
- 砂糖を一定期間我慢すると、ある時期から欲しくなくなる
わたしはお菓子が大好きで、イライラするとお菓子をたべてしまう傾向にあります。
でもこの「甘くない砂糖の話」を観て、砂糖が体に与える悪影響について学ぶことができました。
砂糖が体に与える影響について詳しく知りたい方は、ぜひ観てくださいね。
ではこだろぐ(@kodalog)でした!