こんにちは、こだろぐ(@kodalog)です。
先日、親知らずを4本同時抜歯してきました。全身麻酔での手術です。
抜歯した親知らずは粉々に砕けていました…。
かなり驚かれる、親知らずを4本同時に抜歯。そして「4本同時に抜歯してどうだった?」と質問されることが多いです。
ということで、親知らずを4本同時に抜歯した体験談をまとめました。
「親知らずを4本同時に抜歯するときの痛みは…?」
「全身麻酔で親知らずを抜くってどんな感じ?」
「全身麻酔で親知らずを4本抜いたときの費用は?」
そんな疑問にお答えしていきます。親知らずを抜きたいけれど放置してしまっている方に参考にしてもらえたらうれしいです◎
親知らずを4本同時に抜歯するまでの流れ
①親知らずを数年放置していたらかゆくなってきた
高校生くらいのころから、いつのまにか生えてきた親知らず。最初は特に気にしていなかったのですが、20歳くらいのころからなんだか親知らずのあたりがムズムズ…。
地域の歯医者さんで「親知らずを抜歯したい!」と伝えるも、私の親知らずは横向きにしっかりと根付いている厄介者。
「横向きに生えている親知らずは大きな病院でしか抜けません」といわれて放置していました。
ですが25歳になってやっぱり親知らずがムズムズ…。
と思っていたけれど、放置していても痛かゆいだけでメリットないし抜いちゃおうと決意しました。
②大学病院で診察してもらい、手術日程が決定
小さな歯医者さんでは抜けない厄介な親知らずだとわかっていたので、直接大学病院で診察してもらうことに。
紹介状なしで大学病院の口腔外科で診察してもらいました。大学病院で歯のレントゲンをとってもらったら、やはり横向きに生えていました。
先生いわく「抜歯した方が口の中がすっきりするよ!」ということで抜くことに…。
と思って4本同時に抜くことにしました。
麻酔については、静脈麻酔と全身麻酔の2種類から選べました。
麻酔が効きにくい人が静脈麻酔をすると、手術中暴れてしまったり痛みを感じてしまうこともあるらしい。全身麻酔なら体に負担がかかる代わりに、寝て起きたら手術が終わっていますよ、と言われました。
めちゃくちゃ迷ったけれど、手術中にちょっとでも意識があるのは怖いなぁと思ったので私は全身麻酔を選択。
自分にあった麻酔の種類を先生と相談して決めてくださいね。
③2泊3日の入院開始!
1日目はめちゃくちゃ暇。口腔外科で歯のクリーニングをしたり、手術の説明を受けたり、ゆったり1日を過ごしました。
病院食は意外とおいしい◎
昼食と夕食が出ました。病院食って味が薄くて美味しくないイメージがあったけれど、普通の家庭料理っぽくて美味しかったです◎
入院1日目の昼食。バランスがいいですね。
私の手術は8時45分からでした。手術前日の禁止事項は「ゆっくり休むこと」「21時以降は食べないこと」「朝7時以降は水は飲まないこと」。
21時に消灯だったので、さっさと就寝。看護師さんが2時間おきに見回りにきてくれます。
いよいよ手術!
8時45分からの手術。手術着を着てスタンバイ。
手術着の中にはメディキュットみたいな着圧ソックスも含まれていました。エコノミークラス症候群予防のためなんだとか。
医療用のメディキュットは、むくみがとれてきもちいい。履き心地がよかったので持ち帰りました。
手術室までは自分で歩いていきました。手術室はドラマの手術室みたい。
手術台に自分で乗ります。手術台はポカポカ暖かくて、寝心地がよかったです。
寝たら注射をされて、意識がホワホワしてきます。気持ち悪くない泥酔状態みたいな感覚です。
ホワホワした後は、もう意識はありません。記憶も意識も夢の中〜。
手術中は痛くもないし、怖くもない。なぜか焼肉を食べる夢を見ていました。
意識が戻ったら、病室のベットの上でした。
身体がだる重い感覚。目覚めた後も、麻酔が効いているのか歯は痛くありませんでした。
麻酔から目覚めると、副作用として吐き気や頭痛になることもあるそう。幸い私は副作用も痛みも感じませんでした。
ただ、とても喉が痛い!水を飲みたかったのに、3時間は絶対飲まないでくださいと言われたので、我慢。こんなに水を飲みたいと感じた瞬間はありませんでしたね。
術後の経過
術後2〜3日は顔がパンパンに腫れた
私は先生に褒められるくらい体が丈夫だったようで、とくに痛みは感じなかったです。出血もなくて、術後でも柔らかいものなら食べることができました。
手術後の夕食はこちら。食材全てが刻まれていて、見た目はすごくまずそう…。
噛まずにたべられるように、切り刻んだ食事。味はおいしい。
ただ、術後2日〜3日はパンパンに顔が腫れました。痛みはないので苦痛はないけれど、顔が腫れていておたふく風邪みたいに。
友達いわく、片側しか腫れてなかったら目立つけど、両方腫れてるからあんまりわからなかったとのことです。
もはや両方抜いた方が目立たないのかも。
術後2日後には、普通の食事を取れるまでに回復。私の場合はとても回復が早かったです。術後3日目にクラッカーを食べていたら切った部分にクラッカーが詰まってちょっと痛かった…。
もちろん個人差はあるそう。でも術後の回復が異常に早いひとがまれにいるそうです。
看護師さんによると私の回復が早かった理由は、体力と若さのおかげだそうで。普段から運動をしておくことは重要ですね…。
術後1週間で抜糸
親知らずの抜糸後、一週間で抜糸をしました。口の中に残った糸をチョキチョキ切ってもらうだけ。想像以上に痛みはありませんでした。
抜糸した後は歯を抜いた場所に穴があきます。すっごく気持ち悪いですが、一ヶ月ほどで穴はふさがります。
穴がふさがるまでは食べ物が詰まって大変でした…。抜糸しても口の中の違和感は消えません。
4本同時の親知らず抜歯の費用
全身麻酔で親知らずを抜いた入院費用(2泊3日の入院)は、65,530円。この金額は3割負担の健康保険が適用された金額です。
手術方法によって金額は多少前後するけれど、入院費用は7万円前後になるとのこと。
通院費も含めると約75,000円でした。
私の場合は、医療保険に加入していたおかげで「入院手当」を受けることができました。医療保険に加入している方は医療保険が適用できるか確認してみるといいかもしれません。
歯医者さんで抜歯するのに比べて費用は少々高め。でも、意識がない状態で抜歯の手術できるのは本当に魅力的でした。
全身麻酔で4本同時に親知らずを抜歯してみた感想
退院後は2日分の抗生物質と数日分の痛み止めをいただきました。痛み止めを飲むには、飲む感覚を6時間あけないといけません。いつ痛み止めが切れるかわからないので、退院後ぎっちり予定を詰め込むのは避けたほうがいいと思います。
正直、全身麻酔で一気に親知らずを抜いてよかったな!と思ってます。理由は、抜歯のときに怖くないこと、想像以上に痛くなかったことですね。
入院したことで、なにか体調に変化があってもいつでも看護師さんが対応してくれるという安心感があったのがありがたかったです。
想像以上に痛くなかった4本同時の親知らず抜歯。親知らずの抜歯を検討している方はぜひ参考にしてくださいね◎